骨ストレッチ インストラクター×骨の仕立屋
教科書通りの施術をおこなっても、
患者さんを笑顔にはできない。
僕の仕事はその人を
幸せにすることでありたいんです。
上條
初めて男性が骨ストレッチのセッションを受けに来てくださったから、僕が興味津々で、色々質問させて頂きましたね。そうしたら、骨に関わる仕事をされているとの事で、その日は質問攻めでしたよね^^
伊野先生
そうですね。その後、診療に来て頂いて。縁ですね。
上條
本日、伊野先生をお招きしたのは、先生の施術を受けて感動しまして!どうにか世の中に伝えることが出来ないかなと思ったからなんです!弊社が、骨に着目したのはごく最近です。それまでは筋肉、リンパ、神経を軸に技術を追求し、施術メニューを構築してきたのですが、いろいろ追求するにつれて、「骨が基本なんじゃないか?」って考えるようになったんです。だから、骨についてのプロの方なら、是非意見交換をしたくて機会をいただくことにしました。本当にびっくりで^^何と説明したら良いやら。
伊野先生
あはは。あやしいでしょ〜^^
上條
あやしいって言うかですね、不思議です!!見ただけで、僕の現状の骨格を言い当ててくれたこともびっくりですが、その後の施術が「触るだけ」??なのに、本当に骨が動いて身体も楽になったんですよね。
伊野先生
(笑)あやしいですよね^^
上條
いえいえ!びっくりですよ!あれは、何をしているのですか?
伊野先生
一見、触っているだけに思いますが、圧?重さ?を加えて骨が望む方向へアプローチしています。刺激は無い方が、反発がおこらないんですよ。
上條
??重さ?刺激ですか??
伊野先生
そうですね、小さい刺激というか・・・。昔は、僕も指圧や骨格矯正を、ある程度の強い力で行っていたんですよ。その日は治るのですが、無理矢理治せば、逆に反発して戻る力が強く治す事が出来なかった。 「木を見て、森を見ず」というか。そもそも、一部を治すなんて存在しないと気づくんですね。人間の身体は全部繋がっていますから、痛いところの一部を治そうとしてもダメなんです。 全体のバランスが崩れているから、弱いところに痛みが出るわけです。バランスを整え、元気でいられるレベルを上げていく。どんどん上げていって快適に過ごせる身体に戻すことが大切だと考えているんですよ。
上條
確かに! 一回目よりも二回目の施述の方が快適になりました。でも、痛いところも治りましたよ?
伊野先生
そうですか^^それは良かったですね!
上條
(笑)先生が治してくれたのに、他人ごとみたいに言いますよね^^本当に不思議ですよ! 骨にどんなアプローチをされているのですか?
伊野先生
厳密に言いますと、骨だけじゃなくて、その周りの筋肉とか皮膚、細胞の声や音を感じて、いきたい方向へ誘導すると言いますか・・・。「指令を与える」的な強いものではなくて、身体の言うとおりにサポートしている感じですね。だから、痛いところがなくなったのであれば、それは、僕の意思ではなく、「身体が求めること」、ということになりますから、他人事?みたいな返事になっちゃう^^ですかね〜(笑)
上條
(笑)なるほど^^ ・・・う〜ん・・・身体の言うとおりですか?
伊野先生
解らないですよね^^例えばね・・・。風呂敷の上に携帯を置くでしょ。そしてその風呂敷を引っ張る。携帯を置く場所が違うと、引っ張る感覚が微妙に違いますよね?そんな微量な感覚で、骨を辿って、声を聞き、促します。解剖学的に、骨はこの角度が正しいと理解していても、人によっては、違う方向にねじれていたりします。また、その状態で身体は動かすために、筋肉を固めたりしてバランスを維持している。だから、矯正することが大切ではなく、その時々のバランスを整える事で、快適に過ごせるようにしてあげるんですよね。人間の身体は、本当に人それぞれ。感じ方も人それぞれ! 教科書通りの施術をおこなっても、患者さんを笑顔にはできない。僕の仕事はその人を幸せにすることでありたいんです。
上條
素敵ですね。僕ももっとお客様をしあわせにするトレーニングができるように勉強します!! 「治すことではなく、人をしあわせにすることが仕事」とおっしゃる伊野先生は、私たちNOLASAPSにとって「プロフェッショナル」を感じる素敵な人でした! 伊野先生、ありがとうございました!
0コメント